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事故報告書と介護保険課の役目 [介護日記]

事故を起こした施設は、その事故報告書を介護保険課に提出しなければならない。
「報告書を提出することで、反省や確認がなされるだろう」というのが、
根本にあった取り決めだそうです。罰則等の定めは無いのだそうです。

飲食店が食中毒患者を出せば、保健所から営業停止処分となりますよね。
そういう罰則の適応制度は、介護保険課にはないのだそうです。

ならば、施設側の事故報告書に対して不満申告を提出されたら、
再度フィードバックして、被害者が納得できるよう、
施設側に検証、監督、指導をして欲しい!と言ってきました。

こうして窓口に不満を申し立てて来る人は、氷山の一角だと考えて欲しい。
現状をしっかり把握して欲しい。
より良い介護社会に成長させる為に、
私たちの支払う介護保険金を有効に使う為に、
母が生きてこのような被害にあったのは、きっと役目があるのだから、
母の生きて果たせる役目を無にしない為に、
行政がきちんと役目を果たして下さいと。

栄養失調 [介護日記]

母は骨折発覚の日から、毎週一回足のレントゲン撮影をしています。

右足のひびは、少しずつ修復されているようです。
ぐるぐる撒き三重だった包帯が、膝周りのみになりました。

左足の骨折は、変化なし。繋がらない可能性を残したままです。
ギブスで褥瘡ができるので、動かさない時は外しておくことに。

「骨がギブスで痩せて来ていますか?」とうかがったら、
「もうすでに、これ以上は痩せられないくらい
  骨は充分細くなってしまっていますよ」とのこと。ああ!

血液検査をしました。
数日前から、肺炎の兆候がみられた為です。
結果、かなりの栄養失調が発覚。
特に塩分、カルシウム、タンパク質が不足。
骨折すると血液に変化がでるのだそうです。
加えて、肺に雑音。痰がきれない。スワ肺炎?!と。

5日間の抗生物質の投薬で、肺炎の危惧はなくなりました。
骨の為に、週に一回の筋肉注射を二十回続けるそうです。
毎日の栄養に混ぜるカルシウム、塩化ナトリウムやビタミン剤が処方されました。
塩化ナトリウムで血圧が上がるのではと心配します。
これを「海の塩」に勝手に変えることにしました。
訪問看護士さんには、ちゃんと相談しましたけど。

栄養を補い始めてから、便の状態が良好です。
立派な、しっかりしたのが、毎日あります。
目の動きもよくなりました。
「お姫様!」と呼ぶと、嬉しそうに反応しているように見えます。
本当に、お姫様ですよ〜。
なにもかも、やってもらえて、ピカピカに磨かれて。

今頃になって [介護日記]

市役所の介護保険課から通達があったのか、今頃になって此の様な『事故報告書』が
届けられたのです。(割愛して要点を掲載します)

1、発見状況
シャワーチェアでの座りが浅めで、ずり落ちの危険があると認識していたが、
介助人一人にて、シャワーチェアの横に回りベルトを外し、前方に戻る前に
ずり落ちが始まる。正座を崩した横座りのような状態になる。
事前に他の職員に、助けを求めるような声掛けもしていない。
他に2名の職員がいたが、オムツのセット準備と入浴誘導の伝達のために
目を離していた。

2、職員の対応
看護士へ報告、浅い擦過傷以外に外傷見当たらず、経過観察とするとの指示。

3、事故に至った原因
シャワーチェアからずり下がった姿勢を、事前に補正しなかった。
介助者が正面に居ないまま、横に回ってベルトを外したため、
フォロー体勢がとれなかった。
他に職員がいたにも関わらず、声掛けもしなかった。

4、検証から導いたこと
予測しなかった個所に皮下出血や捻挫等の症状が出る可能性がある。
足首に圧力がかかり、捻挫を起こした可能性がある。

5、今後の対策
明らかな姿勢の崩れが見られる時は、必ず座位を補正してからベルトを外す。
安全に入浴介護を実施する。

6、事故発生からその後の経過
*初回の検証にて、両足の打撲や捻挫等の疑いがあることも含め検証するが、
事故報告書にはその旨が記載されていなかった。
*4:00pm携帯電話にご連絡するが繋がらず。(携帯に履歴はありません!)
*6:30pm家族への第一報。問題ないような報告をした。
*前日出勤者からの引き継ぎが途絶え、翌日への申し送りが無かった。
*迎えに来た家族へ、懸念の報告はなかった。

7、事故後の経過を追った上での考察
*足首の捻挫等の懸念があがっていたにもかかわらず、適切な報告を家族にしなかった。
*検証であがっていた捻挫等の懸念の記載が、事故報告書に無かったため、
前日出勤者から翌日出勤者へ引き継ぎが途絶え、本人への事故後の観察が疎かになった。

8、今後の対策
*情報共有と申し送りを徹底して行く
*家族への報告は、状況をしっかり把握した上で、あらゆる可能性も視野にいれた
適切な報告をする。

今頃になって、呆れて、ものが言えない報告書がとどきました。
介護に関わっている方々、このぶろぐを読んで、どう思われますか?
このあと、私は、どのように行動して行ったら良いと思われますか?
どうぞコメント下さいませ。

介護講談の先輩に [介護日記]

介護講談で一世風靡している先輩講談師のK姉さんに聞いてみた。

「それは、実名を挙げて、ばんばん糾弾すべし!
他の人が、そんな介護を受けたら可哀想だから、その為にもすべし!
でも、ちょっと周りに聞いてみるね・・」

そして、電話が入りました。
「ケアマネさんはどう言ってるの?」

なるほど、ケアマネさんからは、いまのところ彼女ののスタンスを
聞いてないですね。
家族が「こうしたいと思う」というのを聞いて、
「明日説明に来るらしいから、そしたらお伝えしますね」という感じ。
話しは自分を通してせよというような発言は無いです。

「お母様の足は、もうどうやっても治らないのだし、
当該者も傷ついていると思うので、糾弾して仕事を辞めさせるような
ことになってはいけないので、相手が落ち着いてから、話しを聞くのは
どうか、という話しでした」

なるほど、貴重な介護スタッフを減らすようなことをしてはいけません。
母の足は、話しを聞いたからと言って、もう元通りにはなりません。
事故は、全くないということもありません。

K姉さんを支えるスタッフに、素晴らしい方が居ますね。
感謝です。

当該スタッフが母に逢いに来ないのも、本人の意思なのか、
施設長の考えなのか、それも解らないので、当該スタッフを一方的に
批難してもいけませんね。

本人は我が家を訪問して、母の様子を知りたいと言う気持ちがありそうな
そんな話しを漏れ聞いてしまったもので・・

この先は、どのような方向に進むのでしょう。

介護保険課に行く [介護日記]

本日、午前中に藤沢市役所の「介護保険課」へ
今回の事故に対する、介護施設への不信、不満を申し立てて参りました。

未だに、母の骨を骨折させた入浴介護スタッフと、骨折を見つけられなかった
医療スタッフは、母に謝罪に参りません。
入浴介護スタッフは、一人は派遣スタッフ、一人は不慣れな新人だったそうです。

「ずるずる滑り落ちて、膝を曲げて、尻餅をつかれた」という初期の報告と
骨折とをつなぐ事故調査が、未だになされていません。

施設長は根の付いた鉢植えを、見舞い品として持ってきました。
「寝付くにつながる」ので「根のついたものは、お見舞い持参しない」
という、常識を知らない施設長です。
当該スタッフを、お宅に行かせることはありませんと言いきる施設長です。

母のことがあって、いろいろな人の経験談を聞きます。
「病院で落とされて、尾てい骨を骨折。それが原因で肺炎となり母は死にました」
「施設で落とされて、額を七針縫いました。縫った病院がまたへぼで、ホッチキス
七本のうち、五本が傷に食い込んでいました。だから外す時はその病院に行かないで
自分で抜いてやったのです(針医師)」
「施設で運動だと、機会に座らされて揺すられて腰骨の複雑骨折。
でも、担当者と医療スタッフが一緒に謝りに来て、至れり尽くせりの対応だったので、
訴えるつもりが、すっかり気持ちが落ち着いて、和解しました」
全て、老いた母や、老いた妻の話しです。

いろいろなケースがあります。
我が家は、これからどうなって行くか・・・です。

何て事に!! [介護日記]

母の足の腫れがひいて来て、しわが出て来たなと思った。
そっと触ってみました。
足首がくにゃっとなりました。
右足の感じと全く違います。
折れてるのでは!と、すごく不安に。
やっぱり、レントゲンを撮って、中を確認しなければ大変なことに!

訪問看護士さんと、マッサージ師さんの対応が、
なんとなく、ホームドクターの指示に疑問をもっているようで、
それでも、自分たちからは口出しは出来ないと言うような雰囲気で、
気になっていました。
言えよ、はっきり!

洋子制簡易ギブスをとりあえず制作、
あまり動かず、冷剤もずり落ちす、という工夫をして、

ホームドクターもたてて、整形外科に紹介状を書いていただいて、
介護タクシーで湘南chu・・病院へ。

左足の臑の下方、足首の上で二本とも見事な骨折。
足首が複雑骨折。こなごな。
右足の膝にひび。

骨折は、硬直している足首が、無理に前倒れとなったときに折れるような状態。
足首の骨折は、骨折を知らずにソックスや靴を履かせるなど、むりやり
折れている処を動かしたとき、老齢でもろくなっている骨がこなごなになる状態。
膝のお皿のヒビは、右側に倒れ込んだかもしれないもの。
すべて担当医師による可能性の推測です。

ショートステイさせた施設、母を落とした施設のスタッフ曰く、
「車椅子で、二ヶ所ぐらいこすって、スタッフの爪痕が一ヶ所ついただけで
心配はありません。医療スタッフが点検しました」
なにが!

こんなになっていたら、音だってした筈。
足の状態だって目視した筈。
足回りをなでてくれたら、わかるだろ、プロなら!

「何か変化があったらご連絡下さい」
自分から「いかがでしょうか?」と連絡して来る誠意はないのか!

左足に、ようやくギブスがつきました。
右足は、包帯で固定。
三種類の包帯を巻いています。
若ければ直に手術ですが、寝たきりの86歳には無理はさせません。

なるべく作業は二人でやります。
おむつ替えとか、清拭とか。
週に一回、レントゲンを撮りに行きます。

どうして、ベストの方法が、初めに提案されないのだろうか。
これが、母にとって、ベストだったのだろうか?
わたしたちにとって、本当はベストだったのだろうか・・・

セカンドオピニオン [介護日記]

いよいよ足首が腫れて来て、色も赤黒くなってきて、
少し動かすと痛そうな声をだすので、どうしたらいいの[あせあせ(飛び散る汗)]

そこで、整体をしていただいている「神の手」の主治医に連絡。
「腫れるのは、冷やし方がたりないから」
そこで、やっぱり冷剤をタオルでくるんでまわりに置く。
だんだん足が細くなります。
「トルマリンジェルを塗り乍ら、少しづつ足首を動かしてやる」
赤黒い色も、薄くなり始めました。
一日でこんなに変わるなんて、母は強い。丈夫なのか?

おむつ替えの時は、右横向きにさせたり左横向きにさせたりするので
さすがに痛そうだけれど、足首マッサージ中は平気な顔です。
熱も出なかったので良かった[手(チョキ)]

しかし、今血圧を測ったら、184/110だ[exclamation×2]

いろいろあります。
でも、いつもより側に居て触りまくっているからか、
穏やかで可愛いお顔です[晴れ]

母が落とされた! [介護日記]

ショートステイで、機械浴。
母の大切な入浴の機会。
家でも家族だけで入浴させてあげられるけど、そうしょっちゅうは出来ない。
こちらの身体が保たないから。

今回のショートステイの入浴が、木曜日の午後二時頃。
「お母様を、お風呂場で車椅子に移乗させるとき、すべらせてしまって・・」
との連絡が携帯に入ったのが、6時半過ぎ。
「首の所に、スタッフがつかもうとした時の爪痕のような傷と、
背中に、車椅子で摺ったようなあとがついてますが、大事は無さそう」と。

金曜日の午後三時に迎えに行くことが出来、家のベッドで傷などをチェック。
左の足首が妙にむくんでいる。内出血もあるみたい。
右足のすねと、足首に打撲のあとがある。

ホームドクターが今日は朝昼晩の一日勤務だと解る。
病院からいただいている予定表で判明。
すぐに連絡。
五時ころ往診。
「本来なら、レントゲンを撮らなくてはいけない状態だけれど、
救急車に頼まないと、足首に無理をさせずに運べないし、
レントゲンを撮っても、処置はおなじ」だとのことなので、
処置の仕方を学ぶことにする。

ペーパータオルを濡らして絞り、腫れている部分、熱を持っている部分に
貼っては取り替えを、三日間。
冷剤は、表面の熱は下げるけれど、芯の熱は中々下げない。
この原始的なやりかたは、芯の熱をとってくれる、とのこと。^^
「これなら、お金かからないし」だって。^^

その後は、暖めて循環をよくする。
我が家には、温灸という優れものがあるので大丈夫だ!

ホッとしてから、施設に「足のことに気付かなかったのか!」と抗議。
しかも、ケアマネージャーに伝わっていないし!

すぐに「見落としと、不注意と、対応の悪さ」を謝りにスタッフが来宅。

でも、こういう事故って、あり得ることだと思う。
私たちだって、家庭でどれほど「失敗した!」思うことか。
これを生かして、良い介護ができる世の中になれば良いと思う。

そんな話しをして、帰っていただいた。
これからもよろしくお願いします。
家族だけでは、どうしたってやりきれない介護だから。

プチトマト収穫 [介護日記]

P1020015.JPG

苗を地植えしました。
みるみる大きくなって、昨夜初めて食しました。
美味しい。
母に喜んでもらいたいと思っても、遅い。
親孝行できませんねぇ。
きっと、母らしい俳句を詠んでくれたのでしょうにね。
理解していませんでしたね。
母の人生を。
母の思いを。

今朝は、庭の花を二輪、目の前にかざしました。
見てくれていたような感じです。

大好きな人には反応する母 [介護日記]

母が大好きな大工さんが、久しぶりに訪問してくれました。
母に声をかけてくれました。
寝ているから、やめようかなとおっしゃったけれど、
寝ていても大丈夫!と、私が揺すって目覚めさせました。
案の定、母は顔を振り向けて、大きな目でじっと見つめました。
口も、何を言いたいのか、パクパクさせました。
大工さんは喜んでくれました。
私も喜びました。
きっと、母も喜んでいたのでしょう。

母がまだ家の中で歩く訓練が出来る頃、
あちこちに手すりをつけてくださった大工さん
母のベッドを置ける様に、畳の部屋を
板敷きの部屋にリニューアルしてくれた大工さん。
家でお風呂に入れる様に、お風呂場を改造して下さった大工さん。
また秋に、母の可動範囲を増やせる様に、
ちょこっとリニューアルしていただきます。
今の内に。
出来るうちに。
諦めないで、頑張ります。

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