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遺失物が盲導犬? [講談日記]

大磯プリンスホテルに、全国から盲人女性の会議の
ために250人の盲人女性の代表者と、
付き添いのボランティアが250人以上が集った。

午後一番に、私の新作講談「みすゞ」口演。
その直前に、「落とし物などのお知らせ」アナウンス。
「盲導犬を保護しております」
会場は笑いの渦。盲導犬を置き去りにした方は、
いったいどんなのんびりやさんなのだろう。

迷子を保護しております、というアナウンスは
聞いたことがあるが、この場合、迷子になるのは
飼い主のほうであろうに。

主人公と、その経緯が、ほのぼのとしたドラマになるようで、
講談の前振りにも引用させていただいて、お陰様で
話しがとても始め易くなりました。^^

澤 孝子先生 [講談日記]

今日は浅草の木馬亭でお逢いした。
逢う度に、勉強になる。

先生は決してこびない。
大物と言われる人にも。
権威を持っている人にも。
いつも背筋を正して対応する。
そして、よいしょがちゃんと出来る。
相手をいい気持ちにする。

私は、媚びたくないと思っている。
そして、面倒くさくなって、相手を切り捨てようとする。
「構わないでバリアー」を張ってしまう。

いけないと思い乍ら、繰り返している。
性分?
と、言ってしまえばそれだけ。
でもこれ、芸人さんではないんだな・・私。

澤先生は更に人情深い。
だから、いつも見習う。見つめる。手本にする。

名古屋 安楽寺 「久子伝」と富子さん [講談日記]

21日に千葉の流山で、「久子伝第一話」を語り、
22日に愛知県岡崎で「みすゞ」
23日は名古屋で「久子伝」と、久子さんの次女富子さんとの対談。
緊張と幸せが続きます。

名古屋の会は、久子さんを大切にしていらっしゃる
名古屋市在住のI先生と、
麻上洋子ファンクラブ「こだぬき会」からのお付き合いの
小牧市在住のT先生が、
ご家族を交えて、本当に温かい会に作り上げて下さいました。

100人でいっぱいの会場が、もっともっと膨らんで、膨張してました^^

富子さんから、お母様のお話を直に伺えるなんて、幸せです。
お客様が、耳の穴を全開にして、富子さんのお話を伺っていました。

「久子伝」も、富子さんのお話を伺ってから、富子さんが登場する場面
作り変えました。それを今回、富子さんの前で、始めて口演しました。
「あそこが一番泣けたな!」と、I先生のお言葉。
「やったぞっ」て、自己満足に浸りました。

話しは、どんどん成長して行きます。
どんどん長くなるのが困ります。
30分の講談定席の高座では、掛けにくくなるからです。
でも、それができなければプロじゃないから、頑張りましょう。^^

本当に、回りの方々に、どんなに助けて頂いていることか!
感謝でいっぱい。
ご恩返しに、何処へでも飛んで行きます。
釈台と座布団と緋毛氈と張り扇を持参して。

岡崎みすゞ会 「みすゞ」口演 [講談日記]

昨年の延岡での会を思い出しました。
アットホーム、手作りの会、こころ暖まる幸せな会。
五人のお仕事を持つ主婦の方達が、てきぱきと取り仕切り、
300人以上もお客様を集めて、準備万端。

矢崎先生の講演が一時間半。
そして、私の新作講談「金子みすゞ」。
矢崎先生が聞いて下さるのは、藤沢での私主催の会と、
東京でのみすゞコスモスの会と、仙崎での墓前祭に次いで四回目。

ふーちゃん(みすゞさんの遺児ふさえさん)に聞いて頂くのは
その四回の前に江東区深川江戸資料館の劇場で二回。
六回目。六回も聞いて頂くことに!

でも、今回は大幅リニューアル・・・
どうかな〜と心配で、でも、堂々と!と思って、精一杯を。

終演後矢崎先生が、舞台袖で拍手をしてにこにこ迎えて下さって、
思い切りホッとしました。
ふーちゃんに矢崎先生の様子を報告したら、「よかったね!」と。
また資料になるもの送って下さるって言ってくださいました。

こんなに「みすゞさん:に身近な方から受け入れて頂けると、
「ああ良かった!!」と、心から幸せに浸れます。

お客様が、温かくて、もの凄いエネルギーを客席から送って下さる。
本当にひしひしと感じます。

明日は名古屋で「久子伝」を語ります。
「みすゞ伝」は、「久子伝」があっての事なのですとお話したら、
矢崎先生も、お弟子さんも、ふさえさんも、岡崎みすゞ会のかたも、
みんな翌日は名古屋へ!ということに。^^


鎌倉 鶴岡八幡宮 ぼんぼり祭り [講談日記]

昨年からご縁が出来て、雪洞出しています。
8月6日から9日まで。
豪華なお祭りです。

まだ、一龍斎春水 では、
誰なのか解ってもらえませんけどね。
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講談会in延岡 みすゞ [講談日記]

2008/9/14 延岡で講談会をさせていただきました。
そのときのお客様が、講談協会にわざわざお問合せをくださり、
転送、転送で、私の元にお便りが届きました。
とっても元気と感動をいただきました。
母に読んで聞かせてあげました。
泣いていました。喜んでくれたようです。
感謝を込めて、ここに掲載させていただきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
一龍斎春水先生
拝啓
 素晴らしい感動を教えて頂いた先生に一言御礼を申し上げたく,突然で誠に恐れ入ります
が、お手紙を差し上げる次第です。

 私はこの9月14日、宮崎県延岡市で先生の独演会を拝聴いたしました。グループで参加
の方がたくさんおられたようですが、私は関係なく一人で行きました。独演会のことは義弟
に何かの拍子のとき告げられました。先生のことも、大変失礼ながら、地元のメディアの
報道で知りました。全く偶然に先生の講談に出会ったという表現が当たっています。
でもいま、その偶然に感謝しています。

 先生に美しい涙を頂いたからです。

 『童謡詩人 金子みすゞ』お話が進むうちに、私は、何度もヨッシャーと叫びたいよう
な、強烈に拍手したいような衝動に駆られていました。うまくいえませんが、なにかこう、
じわじわと涙腺にきていました。お話が終わると、当然のように金子みすゞの本を買って
帰りました。もとより私には芸術心などなく、詩の善し悪しなどとんとわかりません。
しかし、先生がお話された詩が出てくると、その詩の背景が先生の声で蘇生し、ああそう
なのかと、何度も読み返しました。そうして、『露』と『こころ』では、どうしたことか
不覚にも泣いてしまったのです。
 はっきりいえることがあります。先生のご案内を聴かないでみすゞの本を手にしていた
ら、ふんふんと読んだあとは、昨日の新聞でも片づけるように投げやっていたことでしょ
う。60歳にもなると感動することなど絶えてありません。先生の講談は、失いかけてい
たものを取り戻して頂いたような気がしております。

 本当にありがとうございました。
 今後とも更なるご活躍をお祈りいたします。
                                     敬具
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
幸せです。
心を込めて、語り続けたいと思います。

「みすゞトーク」に出演します [講談日記]

MISUZU TALK VOL.31
スペースみすゞコスモスの、トークイベントに出演します。

タイトルは
「一龍斎春水さんに聞く」 
   聞き手 矢崎節夫(金子みすゞ記念館館長)

会場は 学士会館(東京都千代田区神田錦町3-28 TEL.03-3292-5931

日時:2008年10月12日(日) 開場12:00/開演12:30

お申し込み/問い合わせ先 
 スペースみすゞコスモス事務局(JULA出版局内)
   TEL.03-5992-8660(月〜金)/FAX.03-5992-8663

参加費:一般2000円/スペースコスモス会員1500円 当日100円増し

申し込み締め切り日:2008/10/10(金)16:00迄

新作講談「金子みすゞ」も、申し上げます。


 

延岡総合文化センターで「春水独演会」 [講談日記]

今日、延岡へ向かいます。
明日、9月14日 2時から 延岡総合文化センターで「独演会」をさせていただきます。
大人2000円 学生1000円

市民の方が、文化センターに申し込んで、開催して下さることになりました。
ありがたいです!!!

2時間。
雪の声も、クレアの声も、冴子の声も、もちろん聞いていただきましょう。生で。
声優体験と、講談体験を、お客様にしていただきましょう。
そして、古典と新作の講談を一席ずつ。

新作は「金子みすゞ」
みすゞさんのことを知ったら、もっと彼女の詩の理解が深まると思います。
そして、矢崎先生の本を読めばばっちりですね。
JULA出版さんが、本を販売しに来てくださいます。
みすゞさんの詩に曲をつけて歌っている、私のお気に入りのLuna LunaさんのCDも
10枚だけですが、販売できます。

古典は、一龍斎が得意としている義士伝から一席。

講談て、こんなに聞き易いのか! 朗読よりずっといい!!と、思っていただける筈です。
当日ご来場のお客様を、心待ちしています!!!

中村久子伝 第一話 [講談日記]

中村久子さんという方の人物伝を講談にしています。
乙武さんと同じ、五体不満足というか、二歳の時から四肢切断されて、
70年間、72歳で亡くなる迄を見事に生き抜いた方のお話です。

この話を、一度しか語れそうもない場所では、10歳のころのエピソードと
42歳くらいの時のエピソードとをつないで、ダイジェスト版として話しています。

一方で、続き物としても作っています。
滋賀県近江のお寺では、もう今年4話めを語らせていただきました。
続けて読ませていただける場所がないと、口演できません。
従って、話が作れません。
今日語らせていただいたところでは、1話目からスタートさせていただけることに。
ただし、年に一度の会なので、これから10年くらい、お付き合いしていただきます。
「良い話を作るお手伝いをさせていただきます」とまで、言ってくださいました。

ありがたいです!
何でも一人では出来ない事です。
本当に感謝です。
久子さんのお陰です。おかげさまです。

口演場所を、一生懸命広げて行く努力をせねば!!ですね。

童謡と語り芸 [講談日記]

2008/7/6 藤沢市民会館の小ホール(434席)で、一龍斎春水プロデュース
「童謡と語り芸」と題した公演を開催した。
「金子みすゞ」さんをメインテーマに、ぐるーぷ虎、矢崎節夫先生、
近藤志げる師匠にお手伝いをお願いして、計画。
3月の「春水講談会in純米酒居酒屋しぇんろん」からチラシを撒き始めた。

藤沢市教育委員会の後援を頂く事で、チラシ設置場所が大きくひろがるからと、
動いてくださるかたが現れ、後援を受ける事になり、チラシを改訂版を制作。
地元のミニコミ紙を隈無く歩き、記事掲載を依頼。
地元FM局ともコンタクトをとり、市の広報にも何とか掲載していただいて、
ようやく6月下旬、満席の見込みが立った。

組織を持たない私にとって、当日のスタッフ集めが心配事の一つだったが、
声優の若手、後輩、教え子たちが、直前に名乗りを上げてくれた。
「純米酒居酒屋しぇんろん」さんのご家族も、総出でお手伝い、
市役所の落研の方たち(市役所では肩書き付きの偉い人ばかり)も、
会場整理を手伝ってくださって、勿論我が家の家族もそのお友達も、
まるで、文化祭のような一日がその日、始まったのでした。

みすゞさんの詩を歌っているLuna Lunaの「大漁」でオープニング、
「グループ虎」が9作品を群読。
春水の新作講談「金子みすゞ」休憩が入って
矢崎節夫先生から、みすゞさんのお話を、心洗われるようなお話を・・
幕間に春水から「ネパールみすゞ学校と四川省の子供たちへ」
「旧モーガン邸を守る会」への募金のお願いと、JULA出版社の出店のご案内。
トリは近藤志げる師匠のアコーディオン漫談。
みすゞさんの憧れの先生だった西條八十・野口雨情を中心に、童話を
会場の皆さんを促しながら、めちゃくちゃほぐしながら、
たっぷりたっぷり歌って、おしゃべりして、満足させて下さったのでした。

お客様は、愛媛から、愛知から、千葉、栃木、群馬、埼玉、東京、神奈川からと、
藤沢のこの小ホールまで、よくぞお運びくださいました。
矢崎先生も、近藤師匠も、お客様をたくさん集めてくださいました。
お客様が、お客様を呼んでくださいました。

終演後のロビーでは、みすゞさん関連の書籍やグッズが、驚く程売れていました。
私が買い損なってしまいました!

その日、お客様が、本当に笑顔でお帰りくださったことが、何よりでした。
心癒される会にしたいと願ったプロデュースは、成功したようです。

良かった!と思えた事・・・

お客様に「プロデュースが良かった!」と、お褒めいただけたこと。
矢崎先生に、「今日は、明るいみすゞさんと逢えました」と喜んでいただけたこと。
ふさえさん(ふーちゃん)が「ここをこうすれば、もっと良くなる」と
              アドバイスを抱えて、逢いに来てくださったこと。
近藤先生に、今回のチラシがきっかけで、お仕事の依頼問い合わせがあったこと。
              これって、すごいご恩返しになりますものね〜。
母に、ショートステイから外出させて、会場に来てもらえた事。聞いてくれました。
恩師が、「こういう生徒を持って嬉しい。長生きして良かった」と言ってくださった。
お客様を誘って下さったお客様が「喜ばれたよ、ありがとう!!」と伝えて下さること。
後輩が「頑張る気になりました、感謝します」と言ってくれること。
        若手の「ぐるーぷ虎」は、重なるアクシデントにもかかわらず、
        とっても一生懸命稽古を重ねてくれました。
家族が、喜んでこれたこと。

もう二度と、こんな会は開けないかもしれないと思っています。
打ち上げで、私の気配りが、プロデューサーとして、行き届かなかった事が
反省事項ですが、今は、ちょっと疲れを癒しています。
お礼状を書くのも、遅くなっています。
ごめんなさい。






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