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講談会in延岡 みすゞ [講談日記]

2008/9/14 延岡で講談会をさせていただきました。
そのときのお客様が、講談協会にわざわざお問合せをくださり、
転送、転送で、私の元にお便りが届きました。
とっても元気と感動をいただきました。
母に読んで聞かせてあげました。
泣いていました。喜んでくれたようです。
感謝を込めて、ここに掲載させていただきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
一龍斎春水先生
拝啓
 素晴らしい感動を教えて頂いた先生に一言御礼を申し上げたく,突然で誠に恐れ入ります
が、お手紙を差し上げる次第です。

 私はこの9月14日、宮崎県延岡市で先生の独演会を拝聴いたしました。グループで参加
の方がたくさんおられたようですが、私は関係なく一人で行きました。独演会のことは義弟
に何かの拍子のとき告げられました。先生のことも、大変失礼ながら、地元のメディアの
報道で知りました。全く偶然に先生の講談に出会ったという表現が当たっています。
でもいま、その偶然に感謝しています。

 先生に美しい涙を頂いたからです。

 『童謡詩人 金子みすゞ』お話が進むうちに、私は、何度もヨッシャーと叫びたいよう
な、強烈に拍手したいような衝動に駆られていました。うまくいえませんが、なにかこう、
じわじわと涙腺にきていました。お話が終わると、当然のように金子みすゞの本を買って
帰りました。もとより私には芸術心などなく、詩の善し悪しなどとんとわかりません。
しかし、先生がお話された詩が出てくると、その詩の背景が先生の声で蘇生し、ああそう
なのかと、何度も読み返しました。そうして、『露』と『こころ』では、どうしたことか
不覚にも泣いてしまったのです。
 はっきりいえることがあります。先生のご案内を聴かないでみすゞの本を手にしていた
ら、ふんふんと読んだあとは、昨日の新聞でも片づけるように投げやっていたことでしょ
う。60歳にもなると感動することなど絶えてありません。先生の講談は、失いかけてい
たものを取り戻して頂いたような気がしております。

 本当にありがとうございました。
 今後とも更なるご活躍をお祈りいたします。
                                     敬具
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
幸せです。
心を込めて、語り続けたいと思います。
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